この雑誌のような一般書店、通販で手軽に買えるレズビアン向け雑誌は今まではありませんでした。今までの雑誌では、自ら買いに行くのであれば行くのに気が引けてしまう人もいるゲイショップへ行かなければならなかったり、通販であれば、やたらと高額な送料を払わねばならなかったりと、色々な苦労や損をさせられました。
ですから、この雑誌の登場は喜ぶべきだと思います。
しかし、このレビューに書くべき内容はあくまでこの一冊の内容についての評価です。そこを突かれるとこの雑誌はかなり厳しい内容であると言えるでしょう。
なぜなら、この雑誌は、雑誌としての役割を果たしきれていないからです。雑誌の役割として必要な、情報の提供をほとんどしていません。
大抵の記事がそれを書いた人間の個人的な意見、偏見でしめられており、読者の求めるものを考えた上での普遍性のある情報を載せた記事はありません。しかし、その記事を書いた人間の個人的見方に感心できるものがあれば、それでもかまいませんが、その内容も濃いものではなく、取材の欠けたものです。
したがって、この雑誌の内容は情報ではなく、個人的意見をまとめたものにすぎません。
しかし、1号とは違い、その後出た号では雑誌内での情報量を重視している号(このレビューを書いている現在6号まで出ている中では、3号と5号が良作。6号は1号並だったのでお勧めできません。)もあり、そちらを買うことをお勧めします。
ホモセクシュアルの為の雑誌は古くからあるが、ビアンの為の「オカズ」本というのはこれが初めてではないだろうか。
いや。そう言って銘打った本も過去にあっただろうが、冷やかし程度であったと言い切れる。これは本当にビアンの為にオカズにしたり、それと、仕入れるのが困難なビアンの為の情報なども詰まっているのである。そこが貴重!(二丁目の店とかビアン専用風俗とか・汗)
百合ブームにのせられて作られたどこかのアンソロ本とは絶対に違う。
このカーミラシリーズは、今まで「どこから調べればいいんだろう?」と途方に暮れていた情報がひょいっと載ってたりする。
そういう情報誌としてもお薦めだし、「オカズ本」としてもやはりお薦め。
もしビアンの方で知りたい事があったなら、この本が足がかりになるかも…?