 |
辰巳さんのこだわりが伝わります |
辰巳さんのスープへのこだわり、命のメッセージが伝わります。なかなか同じように再現して作ることは難しいけれど、努力する心が大切なのだと思える。
 |
どんなにものぐさな人だって、このスープを作ることができます |
辰巳さんは、以前から知っていましたが、「いのちを支える」なんて大げさだと思っていました。
ところが、父が中咽頭ガンになり、抗がん剤で食欲が落ち、このままでは、体力が持たないと心配している時に、テレビで再び辰巳さんが、「いのちを支える」と語った時、素直にこの本を買おうと思いました。
テレビの影響か、なかなか手に入れることができず、ようやくこの本を手にして、料理人の弟に自慢げに見せたところ、とても気に入ったらしく、「返して」と言えずにもう一冊買う羽目になりました。
お医者さんは、治療がきても、すべての患者の食事の世話まではできません。それは私達の務めです。
家族ががんになったとき、この本を手にして下さい。材料の大きさまで、細かく指示があります。しかし、ほとんどいつもの食生活と変わらない食材です。家族を助けたいと願う想いがあれば、どんなにものぐさな人だって、このスープを作ることができます。
生きることは、食べることでしか、繋ぐ事が出来ないから…
 |
宝物です |
一般に流通しているレシピ本とは違います。材料の産地や切り方は詳しいのですが味を整える段階までくると化学調味料の味に慣れている私には難しいです。ですが2才の娘が風邪をこじらせて食べれないときに野菜のコンソメを作りました。娘はもちろん疲れ果てていた私もにとっても本当にいのちのスープという感じでした。作る前に何度も熟読することをオススメします。それなりの覚悟がないと作れません!
 |
とても勉強になる本ですが、入門者向きのものではないです。 |
他の方がレビューで絶賛されているのはその通りですので、それ以外のことを書きます。
この本は例えて言うと、英検2級を持っている人がさらに英語力を向上させるのに役立つ
ような本です。ある程度の料理は出来るけど、何か満足できない、足りない、そういうと
きにこの本を見れば目から鱗が落ちると思います。
スープは野菜の滋味を出し切るという意味でとても難しい料理です。適当に作っても、
料理にはなりますが、体中に染み渡るものにはなりません。そこから上に行くには、そ
れぞれの野菜の特徴を熟知しその基本を忠実に積み重ねることではじめて、満足のいく
料理になります。
それを追求していくと、本書に出てきますが、材料は良いものが必要です。道具もそうで、
鍋は寸胴の良いものを使うことで良く煮上がるし、ヘラは鍋端まで丁寧にすくえるものが
最適です。またスープをこすネル地は雑味やアクを取りながら、うまみをとらない良いも
のが必要です。しかし、これを入門者がやるのは無理で、途中で挫折してしまいますでしょう。
この本は料理の本質を極める本です。料理の奥深さを知るには本当に良い本です。しかし、
これを実践し自分のものにするのは並大抵のことではありません。一生涯かかるかもしれません。
 |
心にしみる言葉と味 |
単なるレシピ集と考えていたのは、間違いでした。
人が生きること、生きるために何を摂らなければならないか。そして料理するということは何を意味しているのか。
これらに対する「信念」がこの本の根底に流れています。
今、流行りのLOHASや食育などと言う言葉が、軽々しく思えてくるほど、何度でも読み直したい文章です。
もちろんレシピも、身体が欲しがっていたやさしい味。まだまだ、100%再現できてはいませんが、大切な人のために、また、自分自身のために、ずっとそばに置いておくべき本となりました。